CAS Chemical Safety Library™

世界中の学術機関、産業界、政府機関から提供される危険反応情報の無料データベースにアクセスし、実験室の化学安全性を高めましょう。

Female scientist looking at data

CAS Chemical Safety Libraryについて

CAS Chemical Safety Libraryは、科学コミュニティが実際の実験室での経験から得られた危険反応情報を収集し、機密を保持しつつ共有することで、事故を低減・防止するためのリポジトリです。ライブラリ内の情報は公開されており、PubChemにアップロードされています。  

このリポジトリは、CAS、ACS、および世界中の学術機関、産業界、非営利団体の専門家で構成される諮問委員会によって監督されています。

Pistoia Allianceロゴ

2023年9月1日以前、Chemical Safety LibraryはPistoia Allianceによって作成・維持されていました。

実験室での危険な化学物質の使用は、重大なリスクにつながる可能性があります。関連する災害を防ぐためには、危険反応事故の情報を世界の研究コミュニティ全体で共有しなければなりません。CAS Chemical Safety Libraryを活用することで、以下のことが可能になります。

検索

実験室に向かう前に、危険反応情報をご確認ください。CAS登録番号®、化学名、SMILESなどから検索できます。

投稿する

危険反応インシデントの情報を投稿して、他の研究者にとってより価値のあるライブラリ作りにご協力ください。

ダウンロード

ライブラリの危険反応情報を、社内のワークフローやナレッジベースに統合します。

Chemical Safety Libraryのタイムライン

2016年秋

ACS Fall 2016におけるMark Manfredi氏(ブリストル・マイヤーズ スクイブ)によるプレゼンテーション「Ensuring That Lessons Learned Are Not Forgotten, Leveraging ELN to Transform the Safety Paradigm(教訓を風化させないために:ELNを活用した安全パラダイムの変革)」が、クラウドソーシングによる簡便な危険反応データ収集システムの着想のきっかけとなりました。Ramesh Durvasula氏(イーライリリー)の強力な推進もあり、Pistoia Allianceが主導してChemical Safety Libraryの開発が進められました。

2017年春

ブリストル・マイヤーズ スクイブから提供された危険反応情報がPistoia Alliance Chemical Safety Libraryに追加され、その後、データソンやハッカソン、C&EN Safety Lettersやその他の情報源からのデータ抽出を通じて拡充されました。

2018年冬 - 2020年春

簡素化された投稿システムにより、Pistoia Alliance Chemical Safety Libraryの記録数は138件に達しました。データは.csvファイルのリクエストを通じてユーザーに提供され、ライブラリ全体がPubChem(米国国立医学図書館)と共有されました。

2020年夏 - 2024年春

CASがPistoia Alliance Chemical Safety Libraryのホスティングを開始し、今後の発展を推進するため、Carmen Nitsche氏(ケンブリッジ結晶学データセンター)とMark Manfredi氏(ブリストル・マイヤーズ スクイブ)を共同議長とする諮問委員会を設立しました。また、Campus Safety, Health, and Environmental Management Association(CSHEMA)との戦略的パートナーシップを締結し、学術界へのアウトリーチを拡大しました。パデュー大学およびミネソタ大学とのデータマイニングプロジェクトを通じて、再利用可能なデータ収集プロトコル(Chemical Safety Library in a Box)が開発されました。

2024年春

「Chemical Safety Library in a Box」がUCLAで導入され、CSHEMAセーフティウィークで紹介されました。2024年3月には、ACS Spring 2024にて情報収集を拡大するためのデータソンが開催されました。Pistoia AllianceからCASへ所有権が移管された後、本リソースは正式に「CAS Chemical Safety Library」と改称されました。現在、CAS Chemical Safety Libraryには500件以上の記録が収められています。

CAS Chemical Safety Library™ 諮問委員会

CAS Chemical Safety Libraryは、CASおよび産業界、学界、非営利セクターの専門家で構成される諮問委員会によって運営されています。

  • George Athens, Dow
  • Katie Mulligan, Dow
  • Christopher Kolodziej, University of California, Los Angeles
  • Meghan Lafferty, University of Minnesota
  • Kimi Brown, SciShield
  • Chengjian Zhu, Nanjing University
  • Gabrielle Whittick, GMW Consulting
  • Eric Margelefsky, Merck
  • Amanda Smeigh, CAS
  • Qiong Yuan, CAS

CAS Chemical Safety Library諮問委員会は、以下の貢献者にも謝意を表します。

  • Michael Dennis, CAS
  • Grace Baysinger, Stanford University (Emerita)
  • Kathy Gibson, Helio Consulting
  • Becky Upton, Pistoia Alliance
  • Carmen Nitsche, The Cambridge Crystallographic Data Centre
  • Alison Frontier, University of Rochester
  • Ramesh Durvasula, Eli Lilly and Company
  • Ralph Stuart (A groundbreaker in EHS and leader in ACS passed away on December 6, 2023)
  • Mark Manfredi, Bristol Myers Squibb (Emeritus)
  • Thomas Vickery, Merck (Emeritus)

CAS Chemical Safety Libraryに関するご質問は、csladvisorypanel@cas.orgまでメールでお問い合わせください。

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