CASがカバーするProphetic物質の範囲

CASはあらゆる特許で同定されている、特徴づけられた物質を網羅しています。

  • 裏付けデータのある出願された物質と例証された物質 
  • マルクーシュ構造 

また、CASは特許の明細書で同定されている項目も網羅しています。

  • 例証されたProphetic物質 - 表に記載されている構造を含む化学名または構造で示される、明確だが特徴づけられていない物質(例:反応物、単離中間体、生成物)。2015年1月1日以降に発行された100万件以上の例証があるProphetic物質を有する特許は、明確に説明されているが詳しい特性データのない物質をカバーするマルクーシュ構造1件以上によりMARPATでカバーされています。
  • 例証されたProphetic使用法 - 新しいが実証されていない既知の物質の使用法

CASのカバーする範囲には、2009年1月から現在までに9つの主要特許局の全言語の特許で特定された、例証されたProphetic物質と使用法を含みます。 対象範囲には、1998年から2008年までの英語、フランス語、ドイツ語の特許、および1993年から1997年までの同言語の選択された特許が含まれます。 CASは、日本の特許局(JPO)の2009年から現在までの特許文献のProphetic物質も包括的にカバーしています。さらに、Prophetic物質は2000年から2008年までの日本の特許の一部からも抽出されています。

新たに特定されたProphetic物質は、CAS Registry Numbers®を割り当てた上でREGISTRYに追加され、CAplusSMで索引付けされます。 Prophetic物質に関わる反応(反応物、中間体、生成物にかかわらず)は、CASREACT®に追加されます。

CASによるProphetic物質と使用法のCAplusへの索引付けは、標準特許の索引付けの補足と見なされます。 9つの主要特許局から特許を受け取ってから27日間以内に完全な索引付けを保証する、CASの迅速性の保証には含まれません。

非水素原子が253個未満で結合表に示せるほど小さいペプチド、タンパク質、オリゴヌクレオチド配列は、Profeticとして索引付けされる場合があります。

例証された物質と使用法のCASによるカバー範囲は、SciFinder®STNで利用できます。 STNでは、CA/CAplusロールのシソーラスには、CA/CAplusとREGISTRYで検索するためのProphetic物質と使用法のスーパーロール(PRPH)が含まれます。 Propheticsの使用法には、追加ロールを割り当てることができます。 詳細については、CA/CAplusにおけるCASロールクイック参照カード(PDF)をご覧ください。